「時効の援用のやり方とは?確実に使いこなすために知っておくべきこと」
- 2023.04.06
- Finance(金融) クレジットカード
時効の援用とは、一定期間が経過することで借金や訴訟などの返済請求を免除される制度です。つまり、借金や訴訟の返済期限が過ぎると、債務から解放されることができます。今回は、そんな時効の援用について、誰でもわかりやすく解説します!
目次
時効の援用の基本
- 時効とは何か?
- 時効の援用とは?
- 時効の援用が認められる条件とは?
【時効とは何か?】
時効とは、一定期間が経過したことで法律上の権利や債務が消滅することを指します。つまり、ある期間が経過すると、法的に返済請求ができなくなるということです。例えば、借金をしてから一定期間が経過した場合、返済を求められなくなることがあります。
【時効の援用とは?】
時効の援用とは、一定期間が経過した債務に対して、債権者からの返済請求を免除される手続きのことです。債務を放置している場合、債権者からの返済請求が来ることがありますが、一定期間が経過した場合は、時効の援用を行うことで債務から解放されることができます。
【時効の援用が認められる条件とは?】
時効の援用が認められる条件は、債務が一定期間放置された場合に限られます。期間は債務の種類によって異なりますが、一般的には3年から10年程度が設定されています。また、債務者が債務を放置していることが確認できる必要があります。さらに、債務者が債権者に対して新たな債務を認めた場合には、時効が中断されることがあります。
効果的な活用方法
【債務整理との比較】
債務整理は、弁護士や司法書士を通じて債務の返済計画を立て、返済期間を延長したり、借金を減らしたりする手続きです。一方、時効の援用は、債務を放置しておいて、時効期間を過ぎた後に債権者からの返済請求を受けないための手続きです。債務整理は、返済計画に従って徐々に債務を返済していく方法であり、信用情報に記録されるため、今後の信用取引に影響が出る可能性があります。
【時効の援用のメリットとデメリット】
時効の援用のメリットは、債務を放置しておくことで借金から解放され、債権者からの返済請求を受けなくて済むことです。一方、デメリットは、時効期間が経過するまでに複数の債権者からの返済請求が来る可能性があること、信用情報に残り、今後の信用取引に影響を与える可能性があることです。
【時効の援用をする前にするべきこと】
時効の援用をする前に、まずは債務整理など返済計画を立てる方法があるか確認することが大切です。また、時効期間や債権者の情報を正確に把握することも重要です。さらに、時効の援用が認められるかどうかを判断するために、弁護士や司法書士に相談することも推奨されます。
時効の援用する際の一般的な手順
- 債務が放置され、時効期間が経過したことを確認する。(時効が成立しているかの確認と信用情報の確認)
- 時効期間や債権者の情報を把握し、弁護士や司法書士に相談する。(法に関わることなので専門家を頼りましょう)
- 時効の援用が可能であれば、弁護士や司法書士に依頼して手続きを行う。(債権者に時効の援用を知らせる手続きです。併せて信用情報の修正も依頼することが重要)
- 信用情報の修正手続きを行う。(実際に自分の信用情報を開示して修正されていることを確認)
ただし、個人の状況によって手順が異なる場合があります。やり方がまずいと債権を追認することになる恐れもあります。
したがって、時効の援用をする前に弁護士や司法書士に相談し、適切な手順を確認することが重要です。
ここまでは一般的なお話ですが、ここからは個人で時効の援用を行った流れです。
あくまで ”体験談” なのですべてのケースに当てはまるわけではないので体験談としてお楽しみください。
- 債務が放置され、時効期間が経過したことを確認する。(時効が成立しているかの確認と信用情報の確認)
CISとJICCに個人信用情報の開示を行い、クレジットやローン審査でガンとなっている情報を特定しました。
2.時効期間や債権者の情報を把握し、弁護士や司法書士に相談する。(法に関わることなので専門家を頼りましょう)
ここから個人で対応していきます。流れは
債権者に対して内容証明郵便を使って、時効の援用を知らせ、個人信用情報を修正してほしいという文書を作成して送付する。
しばらくしてから、再度個人信用情報を開示して、ガンとなっていた情報が抹消されているかを確認する。
実はこれだけです。
ハードルが高いポイントは 自分の個人信用情報 を開示して、時効の援用をする契約を特定することと時効の援用の文書を作成すること、それを内容証明郵便で送付するの3つです。
それぞれ別の記事でまとめていきますので、興味がある方はそちらも見てください。
これがうまくいくと、クレジットやローン契約をする際にガンとなっていたものがなくなるので、新しく契約をすることが可能となります。
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